園について
もとたて保育園のはじまり そして これから…
昭和61年、診療所から始まった私達。平成8年に子どもの声が響くこの保育園のとなりにお年寄りの施設をつくり、いのち輝くたくさんの元気を子ども達からもらっておりました。
しかし、少子化の波を受け、子どもが少なくなり始めます。中学校や小学校も合併し、もとたて保育園も園児が定員の半分と減ってしまいました。私達にも、この保育園は無くしてはいけないという思いがありました。地区の皆さんからも存続の要望が上がり、平成26年、地域に根ざした園を存続しようと、私たちは酒田市からこのもとたて保育園を引き継ぐこととなったのです。
園を盛り上げていくために、何かいい方法がないかと模索していたときに、最初の救いの神がほほえんでくれました。あのスタジオジブリの宮崎監督・鈴木プロデューサーが、園のキャラクターを、縁あって私たちに提供してくれることになったのです。そして生まれた「モトちゃん」(ネズミのような妖精)は、古い園舎のあちこちに住みつき、駆け回るようになったのです。
園バスのモトちゃんも子ども達を乗せてあちこちに出没しますよ!
その後、この小さな保育園も少しずつ仲間が増え始め、それを応援してくれるかのように、協力してくれる地域の方々がた〜くさん!おかげで、地元の食材を使った完全給食が始まりました。もちろん、お米農家さんが作ってくれたお米で、おいしいほくほく炊きたてのご飯付き!その食材で毎日、管理栄養士の先生が、栄養満点の給食を考えてくれています。
地域の方達が先生となって、野菜やお米を一緒に育てる食育は、泥だらけだけれど、とっても楽しいんです!たくさんの方達がこの保育園の協力者として関わってくださり、子どもたちはいろんな体験ができています。
さらには作業療法士の先生方や大学の先生方も、保育指導をしてくれているんです。その学びを私たち保育士は日々の保育に役立てながら、一人一人の成長に合わせ、段階的に支援し、子ども達の成長をお家の方と一緒に支え、見守り、時には手を差し伸べながら、子どもに寄り添った保育ができています。
保育について、子どもについて、地域についてを先生達みんなで考え実行し、たくさんの方に、もとたて保育園って素敵なところ!楽しいところ!元気になれるところ!と思っていただける園になると嬉しいです。 私たちの起源であり強みである医療・福祉のホスピタリティの精神を大切にしながら、未来ある子ども達のために、全力で頑張ります!